目次 / 設計
CHAPTER 07予算を三段階で組む
検証・標準・拡張に分け、音質と安定性へ先に投資する予算表を作ります。
読了目安 4〜7分
判断材料と作業用モジュール
検証・標準・拡張に分け、音質と安定性へ先に投資する予算表を作ります。 この章では「初期費用と毎月費用を分ける」を先に小さく試し、初期費用・月額費用の予算表へ判断根拠を残します。
| 区分 | 検証 | 標準 | 拡張 |
|---|---|---|---|
| モデル | 無料・汎用 0〜1万円 | 汎用高品質・簡易外注 3〜10万円 | 専用2D/3D 10万円〜 |
| 音声 | 手持ち 0円 | USBマイク 1〜3万円 | XLR構成 4万円〜 |
| 追跡 | 手持ちカメラ | Webカメラ等 0.5〜2万円 | 対応端末・追加機材 |
| 素材 | 無料素材 | 必要分のみ外注 | 専用画面・ロゴ・音源 |
予算ラフ計算
選択合計
判断を確かなものにする実務メモ
初期費用と毎月費用を分ける
PC、モデル、マイクのような一度の支出と、ソフト、素材、通信、保管の継続支出を別欄にします。さらに故障交換、追加修正、税・手数料の予備枠を設けます。初月の予算内でも、半年分の継続費が活動可能額を超える構成は採用しません。
三段階は機能の差で定義する
最低構成は限定公開テストが成立する状態、標準構成は週次運用を再現できる状態、拡張構成は効果を測った後の追加投資とします。価格だけでなく、各段階で可能になる企画と解消する問題を書きます。「見栄えが良さそう」は購入理由にせず、録音ノイズや処理落ちなど測定できる課題へ結び付けます。
購入の発火条件を決める
新しい機材は、同じ不具合が三回再現した、無償の調整では解消しない、導入後の検証時間を確保できる、の三条件を満たした時に検討します。セール期限を理由に順序を変えません。見積書・利用規約・納品形式を同じフォルダへ保存し、予算表の実績額を発注日に更新します。
この順で実行する
- 1絶対上限と予備費を分ける
- 2手持ち機材で検証する
- 3モデルと機材の見積条件を揃える
- 4高額品の購入条件を決める
初期費用・月額費用の予算表には、「20%の予備費がある」、「購入順が決まった」、「見積条件を文章化した」を確認した日付と証拠を添えます。別の日に「予算を三段階で組む」の手順を再現できた時点を、この章の完了とします。